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【ユナボマー】FBIが追い続けた連続爆弾魔!IQ167ってどれくらいすごい?

2023年3月13日

かすみ草

IQ167という、脅威の頭脳を持つ連続爆弾魔、通称「ユナボマー」

FBIがなんと18年も追い続けたという彼の経歴や、逮捕に至るまでについて、

また彼をモデルにした作品も紹介します。

ユナボマーの経歴

本名・生年月日

「ユナボマー」はFBIのコードネームで、

本名はセオドア・ジョン・カジンスキー(Theodore John Kaczynski)といいます。

生年月日は1942年5月22日

幼少期から超優秀

知能テストではIQ167という脅威的なスコア(故スティーヴン・ホーキング博士は160)を記録し、

10歳で6年生に飛び級

16歳でハーバード大学に進学した。

大学卒業後の1967年、天才数学者としてカリフォルニア大学バークレー校の助教授として就任します。

輝かしい経歴から一転、自給自足の生活へ

数学に関しては神童と言われていましたが、1969年に大学のキャリアを捨てて、

自給自足に近い原始的な生活をしていました。

しかし、小屋の周囲にあった原野が破壊されるのを目の当たりにしたユナボマーは、

自然の中で暮らすだけではだめだという考えに至り、1978年に爆弾事件を起こし始めてしまいます。

連続爆弾事件を次々と引き起こす

1978年〜1995年の18年に及んで、

全米各地で現代科学技術に関わりのある人々をターゲットにした

連続爆弾事件を起こして3人を死亡させ、23人に重軽傷を負わせてしまいます。

ユナボマーは、この爆弾事件により革命を開始するつもりでした。

逮捕の決め手は自身の論文「産業社会とその未来」

1995年にはニューヨーク・タイムズに手紙を送り、

もし同紙かワシントン・ポストが自分の論文『産業社会とその未来』を掲載するのであれば

「テロ活動をやめる」ことを約束していました。

工業化を批判するとともに原始的な生活の復活を推奨し、

現代社会批判をしていました。

1996年にユナボマーの論文『産業社会とその未来』が新聞に掲載され、

弟のデイヴィッド・カジンスキーがその文体の特徴に気づいて通報を行い、ユナボマーの逮捕に至った。

1998年には彼がすべての罪を認めることと引き換えに、仮釈放なしの終身刑が言い渡されました。

IQ167とは、どれくらいすごいのか

IQ167と言われても、ピンときませんよね。

一般的にはIQ90〜100が平均値で、基準値は100と言われています。

IQが130を超えると、天才と呼ばれる人が多いです。

東大生はIQ120程度と言われています。

ちなみに日本人の平均IQは113程度だそうですよ。

比較すると、ユナボマーのIQは驚異的に高いことが分かります。

ユナボマーの由来

彼の正体が明らかになるまで、

FBIはこの事件を「大学・航空機爆弾犯」の頭字語である

ユナボム (UNABOM, University and Airline Bomber) というコードネームで呼んでおり、

次第にメディアはユナボマーと呼ぶようになりました。

弟のデイビットの通報が逮捕の決め手

ユナボマーは、カジンスキーはFBIの歴史において最も捜査に予算と時間の掛かった容疑者です。

ユナボマーはすべての爆弾に偽の手がかりを残し、手がかりをわざとに見つけにくいよう仕込んでいました。

用意周到ですね。

そして指紋などの決定的な手がかりは絶対に残していなかったそうです。

ユナボマーは自分の論文『産業社会とその未来』

ニューヨークタイムズかワシントンポストに掲載されれば

テロ活動をやめると約束していました。

1996年にユナボマーの論文『産業社会とその未来』が新聞に掲載され、

弟のデイヴィッド・カジンスキーがその文体の特徴に気づいて通報を行い、ユナボマーの逮捕に至った。

デイヴィッドもかつては兄を尊敬し、手本にもしていました。

FBIには匿名を条件に捜査へ協力しており、

兄に誰が情報提供したのか分からないようにすると約束していたのに、

彼の身元は1996年4月初頭にCBSニュースにリークされてしまったのです。

ユナボマーをモデルにした映画・ドラマ

このように壮絶な人生を送ったユナボマーをモデルにした作品があります。

テッド K ユナボマー 狂気の目覚め(映画)

ユナボマーの自筆の日記と手記を元に大胆に映像化された映画です。

「第9地区」の後、「マレフィセント」「ハードコア」など世界的に活躍するようになったコプリー

ユナボマー役で主演し、プロデューサーにも名を連ねた野心作です。

彼が残した約2万5000ページの文書をもとに再現された作品で、

知的なユナボナーがなぜ恐ろしい凶行に手を染め、それらを繰り返したか、

深い闇に潜んだ独自の哲学に迫っています。

WOWOWの放送が日本初公開です。

マンハント:謎の連続爆弾魔ユナボマー(ドラマ)

「ユナボマー」連続爆破事件がドラマ化されました。

全8話で構成されたこのドラマは、

犯罪者側と捜査側がバランス良くスピード感を持って描かれています。

ポール・ベタニーは、実在の爆弾魔テッド・カジンスキーを演じるため、

自分も実際に山奥の小屋に籠るという生活を味わってみたそうですよ。

また、サム・ワーシントンが演じたのは元FBIプロファイラーのジム・フィッツジェラルド。

内に静かな暴力性と狂気を湛えたベタニーの繊細な演技と、

見えない犯罪者をただひたすら追い求める真っ直ぐなワーシントンの演技に注目です。

まとめ

ユナボマーこと、セオドア・ジョン・カジンスキー

自分に合った社会を作るため、革命を起こしたい

犯罪行為に及んでしまいました。

知能が非常に高いため、FBIも捕まえるのに苦労したのでしょう。

見つけやすい嘘の手がかりを作るなんて、余裕を感じますね。

その知能を別のところで使って欲しかったですね。。。

映画やドラマも気になります!

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